血管とエラスチンの関係

動脈(血管)は内側から内膜、中膜、外膜の3層から成っており、内膜の内側を血液が流れています。

大動脈は常に心臓より拍出される血圧を受けており、エラスチンより構成される弾性線維の弾力性・伸縮性が特に重要です。このため、他の結合組織と比較して多くのエラスチンが存在し、乾燥重量あたり50%近くを占めています。

しかし加齢とともに大動脈中エラスチン含量は減少することが知られており、 またデスモシン・イソデスモシンも減少するという報告もあります5)

加齢とともに進行しやすい動脈硬化などの疾病でも弾性線維(エラスチン)の構造が変性し、 近年ではエラスチン遺伝情報の異常が各種血管病変に関与している可能性も示唆されており、 このような要因によって弾性機能が低下すると考えられています6)

*引用: 林兼産業株式会社

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